新華網北京2月22日（記者/劉秀玲）米国のトランプ大統領は20日、フロリダ州の別荘で、駐米ロシア大使と不適切な通話を行った疑いで辞任したフリン前大統領補佐官（国家安全保障担当）の後任にH·R·マクマスター陸軍中将を任命すると発表した。

トランプ大統領はマクマスター氏を「とてつもない才能と経験を備えた男だ。」と賞賛した。マクマスター氏は同日、軍服を着てトランプ大統領の隣りに座り、「米国人の利益を拡大し、保護するために全力を尽くしたい。」と語った。マクマスター氏は1997年に『Dereliction of Duty』を出版し、同書で米国政府のベトナム戦争中の失策を痛烈に批判し、「嘘がベトナム戦争を引き起こした。」と指摘した。同書によって、マクマスター氏は一般市民に真実を語る勇気のある人物という印象を与えた。

AP通信によると、トランプ氏は今回の人事で、軍隊出身の高官の新政府への影響力をさらに強化した。現役のマクマスター氏を除き、米国国防省のジェームズ·マティス長官と米国国土安全保障省のジョン・ケリー長官はいずれも退役大将。

（新華社より）