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政策不確定要素 去年の世界貿易成長にマイナス影響

2017年 2月 22日12:41 提供:中国国際放送局

世界銀行は21日に発表した研究報告書で、「2016年、世界貿易の成長は金融危機以降の最低となり、その内、政策の不確定要素は貿易の成長に大きな影響を与えた」としています。

研究報告書によりますと、IMF・国際通貨基金、世界銀行、OECD・経済協力開発機構、およびWTO・世界貿易機関は、2016年の世界の貨物貿易とサービス貿易の成長率は1.9%から2.5%となり、そのうち貨物貿易の成長はわずか1%を超えるだろうと推定しました。これは2008年の金融危機以降の最低成長率だったとしています。

また、世界銀行は、去年の世界貿易成長率の低迷について、「世界経済成長の減速や、大口商品価格の下落、貿易自由化の鈍化などを物語っている」とみており、「政策の不確定要素も、ある程度大きな影響を与えた」と指摘しました。

なお、世界銀行の研究によりますと、去年、政策不確定要素の増加で、世界貿易成長率の0.6ポイントほどの減速を招いただろうということです。(朱)