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ASEAN外相会議、「南海行動準則」枠組みの年内合意を目指す

2017年 2月 22日10:04 提供:中国国際放送局

第50回東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議が21日フィリピンのボラカイ島で開催されました。会議閉幕後の記者会見でフィリピンのヤサイ外相は「『南海各方面行動宣言』の全面的かつ効果的な実施が改めて確認されたほか、年内に南海行動準則の枠組みについて中国と大筋合意することを目指す」と述べました。

ヤサイ外相は、一部の国が当面の南海情勢に対して懸念を示しましたが、それと同時に関係国との対話を続けていくとしました。

また、フィリピンと中国の関係についてヤサイ外相は、南海仲裁案の結果を棚上げにすべきだとし、「南海問題は両国関係の全部ではない。フィリピンと中国は、両国関係のより大きな事柄、例えば経済と投資に注目すべきだ」と述べ、両国の国家利益が合致している部分に着眼し、両国の国民に福祉をもたらすとの考えを示しました。

今回のASEAN外相会議で各国外相は、テロ取り締まりや、海賊、人口の密輸、麻薬、サイバーセキュリティ、気候変動、海上の安全と協力などを討議したほか、中東問題や朝鮮半島、南海地域の情勢をめぐって話し合いました。(ZHL、Kokusei)