ようこそ、中国上海!
中外友人新年イベント

Home >> 新着 >> 経済

総合:米国各地で集会が行われ、新政府の移民政策に抗議

2017年 2月 21日10:00 提供:新華網日本語

新華網ニューヨーク2月21日米国のトランプ大統領の就任から満1カ月が過ぎようとする中、ニューヨーク、シカゴ、ボストンなど多くの米国の都市で19日に集会やデモが行われ、政府がこれまでに発表した移民制限に関する大統領令などの新政策に抗議の意を示した。

1000人を超えるニューヨーク市民が当日タイムズスクエアで「今日私もイスラム教徒だ(Today, I Am A Muslim Too)」という集会を行い、トランプ政権が世界中の難民や西アジア(中東)・北アフリカなどの7カ国からの公民の入国を一時禁止する大統領令に抗議した。

集会は米国のヒップホップ音楽界のスター、ラッセル・シモンズといったニューヨークの著名人が発起したものだ。昼過ぎには、各民族のデモ群衆によりタイムズスクエアそばの48ストリートやブロードウェイがしだいに埋め尽くされていった。彼らは「Today, I Am A Muslim Too」「壁建設を禁止せよ」といったプラカードを手に掲げ、「私の大統領ではない」などのスローガンを高らかに叫んだ。

集会のもう一人の主催者でニューヨークの有名なイスラム学者、シャムシ・アリ(Shamsi Ali)氏は、「今回の集会はイスラム教徒だけのものではなく、米国人全員のためのものだ。なぜなら、イスラム教徒のコミュニティは米国社会の一部分であり、イスラム教徒に対するダメージはつまり米国人全体のダメージであるからだ。」と述べている。

音楽関係の仕事に従事する白人のジョー・ロンセン(音訳)さんは「米国が人種差別国家ではないことを私たちは世界中に知ってもらいたいのです」と述べ、また「私たちのような者がここに来たのは、互いに支え合う気持ちを示し、米国がより平等で、包容的な国であるのを支持したいからです。」と述べた。

各地で頻りに抗議のうねりが巻き起こっているが、プラカードを手に掲げ、トランプ大統領が米国と米国人民を守ったと賞賛する人もしばしば見受けられた。報道によると、19日にフロリダ州メルボルンのある集会では、熱烈な群衆がトランプ大統領を取り囲み、その執政の順調な滑り出しが満一ヶ月を迎えたことを大いに称えていたという。(参加記者:楊士龍、袁悦、王強)

(新華社より)