米国の民間宇宙開発企業SpaceXは現地時間2月19日、フロリダ州のケネディ宇宙センター第39A発射施設から、無人ロケット「ファルコン（Falcon） 9」を打ち上げ、貨物宇宙船「ドラゴン」を国際宇宙ステーション（ISS）へ送りだしたほか、ロケットの一段目の陸上再着陸も成功をおさめました。

打ち上げ約10分後には、貨物宇宙船「ドラゴン」は「ファルコン9」から離脱し、国際宇宙ステーションへ向け、独立飛行を行っています。「ドラゴン」の物資補給目的の飛行は、今回で10回目となり、支障が生じなければ、2日後の22日にはISSに到達するとのことです。

同社によるロケット発射はこれまで、ケープ・カナベラル空軍基地から実施されていましたが、去年9月1日、「ファルコン9」は発射前の点火実験で爆発し、搭載していた2億ドル相当の通信衛星のほか、発射施設を損傷していました。今回の打ち上げは、それ以来初めてのものとなります。（MOU、む）