中国外務省の陸慷報道官は12日午後、「中国の習近平国家主席の招きに応じて、フィリピンのドゥテルテ大統領が10月18日から21日にかけて中国を公式訪問する」と発表しました。

今回の公式訪問は中国とフィリピンの関係が転換期を迎えることになるだろうと広く注目されています。ドゥテルテ大統領はこれまでに何度もアメリカの対フィリピンの内政・外交政策を批判しており、その中国への公式訪問に対し、おそらく人々がすでに予期しただろうと考えられます。

過去に起きた南海紛争は中国とフィリピンの政治的信頼と経済往来にマイナスな影響をもたらし、フィリピンの国益と国民の福祉にとっても何のメリットもありません。そのため、ドゥテルテ大統領の今回の中国訪問はフィリピン自身の利益からでたものだと見られています。