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三山グリーン、中国初の日本酒供給レストラン認証制度を開始

2019年 6月 30日9:10 提供:新華網日本語

28日、オープニングセレモニーで、高品質の日本酒供給レストラン第三者認証制度「瀛」について説明する日本三山グリーンの史習上代表取締役。(北京=新華社記者/薛臣)

日本の大手日本酒輸出業者、三山グリーン株式会社(以下「三山グリーン」という)は先日、中国での日本酒販売ブランド「東瀛三山」が打ち出された後に続き、28日に北京でオープニングセレモニーを行い、高品質の日本酒供給レストラン第三者認証制度「瀛」をPRした。セレモニーには同社の史習上(デビッド・シイ)代表取締役や中国国際商会(CCOIC)中日韓企業交流センターの史銘(し・めい)主任などの来賓が出席した。

史習上氏はあいさつの中で、日本酒は温度や光に非常に敏感で、貯蔵環境の変化が品質に大きな影響を及ぼすが、中国国内の多くのレストランは、これまで日本酒の保存・貯蔵のプロセスをあまり重視してこなかったと説明。よって、国内の消費者にも本物の日本酒を楽しんでもらうために、この制度を打ち出した。この制度は中国初の高品質の日本酒供給レストラン第三者認証制度だと述べた。

史習上氏はまた、同制度は三山グリーンが在中国日本大使館や日本の産業振興部門などと共に始め、日本企業が中国市場向けに設けたものだと紹介。「三山グリーンが第三者にレストランの選考・評価を委託し、認証を獲得したレストランに証明書を発行する。第三者のメンバーには、日本の有名な蔵元の杜氏や日本地酒協同組合、日本酒造組合および千葉酒販協同組合のほか、中国国内の有名なグルメサイトなども含まれる。認証を得たレストランは、国内の各大手メディアが行うレストランコンテストへの参加推薦や日本の有名蔵元によるレストラン訪問、レストランのPRイベントの開催といった三山グリーンによる一連のサービスが受けられる」と説明した。

CCOIC中日韓企業交流センターの史銘主任はあいさつの中で、中国で近年、日本料理店の数がしだいに増え、日本酒の市場規模も拡大しつつあることは、日本食品と酒類に対する中国人消費者のニーズの広がりを示していると説明。「中国国際商会は天津や威海、丹東などにある保税区に『日韓優良商品集散センター』の設立を予定している。日本酒を含むより多くの日韓商品の中国市場参入を促進することで、業界の発展を後押しし、中国人消費者のニーズを満たしたい」と意欲を示した。

同制度に基づく高品質の日本酒供給レストランの選考作業は先日から始まり、1回目の認証リストが年内に発表される。初回の認証作業は北京、上海、深圳などの都市で展開予定。(記者/常博深、薛臣)