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ブルネイでの中国最大の投資プロジェクト、試運転段階に

2019年 5月 7日11:39 提供:新華網日本語

3日、ブルネイ沖の海上で、恒逸石化プラウ・ムアラ・ベサール石油精製プロジェクトに使用する原油を搬入するタンカー。(小型無人機から、バンダルスリブガワン=新華社配信/恒逸実業提供)

中国のブルネイでの最大投資事業、恒逸石化プラウ・ムアラ・ベサール(PMB)総合製油プロジェクトの建設が進み、完成した貯蔵タンクに、最初の原油が搬入され、生産に向けた試運転段階に入った。

プロジェクトを進めている合弁の恒逸実業(ブルネイ)有限公司CEOの陳連財(ちん・れんざい)氏は3日、次のように説明した。第1期工事で年間800万トンの原油加工能力が完成し、今年第3四半期に正式稼働すると見込まれる。生産に必要な原油の一部はブルネイ産を使用し、他は周辺の産油国から輸入する。

ブルネイのエネルギー・人材・産業相マット・スニー氏はこのプロジェクトの稼働で1年目にブルネイの国内総生産(GDP)が13億3千万ドル(1ドル=約111円)増え、1600人余りの雇用が創出されると語った。

恒逸実業(ブルネイ)有限公司は中国浙江恒逸集団とブルネイ政府が設立した合弁企業で、第1期の投資額が約34億5千万ドル。

プロジェクトは中国、ブルネイ両国の旗艦協力事業の一つで、ブルネイの産業高度化を後押しし、石油・天然ガス輸出依存を軽減し、中国との経済・貿易協力を一段と推進するものとなる。(記者/薛飛)