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美団点評、2018年の取引総額は5千億元突破

2019年 3月 13日20:38 提供:新華網日本語

中国の飲食店情報や出前サービスなどを手掛けるサイト運営企業の美団点評(03690·HK)は11日、2018年第4四半期(10~12月期)および12月期の決算報告を発表した。2018年の売上高は、前年比92·3%増の652億3千万元(1元=約17円)。内訳は、フードデリバリーが81·4%増の381億元、店内飲食、ホテル·旅行事業が46%増の158億元、新事業やその他の業務が5·5倍の112億元だった。2018年末時点での同社の現金、現金同等物、短期投資の合計額は、588億7千万元だった。中国証券報が伝えた。

美団はプラットフォームとしての存在感を増している。2018年の取引額は安定して成長し、ユーザー数、アクティブ店舗数は共に、過去最高を更新した。2018年の取引総額は前年比44·3%増の5156億4千万元、ユーザー数は約1億人増の4億人、アクティブ店舗数は580万店舗で、2017年の440万店舗を32·1%上回った。また同年、1人当たりの平均的な取引件数は年23·8回と、2017年の18·8回より5回多かった。

美団の主力事業の中でも、フードデリバリーが頭角を現し、その地位を固めている。2018年、フードデリバリーの売上総利益は52億7千万元、取引件数は、2017年の40億9千万件から2018年は56·3%増の63億9千万件まで拡大した。同年の1日当たりの取引件数は1750万件だった。また、店内飲食、ホテル·旅行事業の売上総利益は141億元だった。

だが、新事業は業績の足を引っ張った。シェア自転車の摩拝単車(モバイク)の買収費用や、配車サービスへの投資の持続的な増加により、2018年の最終赤字額は85億2千万元に達した。同社は今年、長期的に競争力を有する中核事業に焦点を当て、新事業への投資を慎重にする方針。また、配車サービスとシェア自転車の運営効率を高め、プラットフォームを戦略的に活用し、赤字額を削減させる。