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中国自動車業界 「一帯一路」展開で競争力を向上

2018年 8月 15日14:04 提供:新華網日本語

研究開発センターを設置、生産拠点を立ち上げ、販路を開拓…中国の自動車業界は、改革開放以来蓄積してきた技術、資本、人材を頼りに、「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)での事業展開を通じて、グローバル競争力の向上を図っている。

中国の大型自動車工業グループである中国第一汽車集団有限公司(中国一汽)は、「一帯一路」を主要な突破口とする海外進出を急ぎ、上半期は東南アジアやアフリカの多くの国・地域でのPR・事業展開を強化した。

同社の徐留平董事長によると、高級車ブランド「紅旗」は5千人以上による国際研究開発チームを作り上げている。世界の研究開発本部として吉林省長春市に造型設計院、新エネルギー研究開発院、インテリジェント・コネクテッド研究開発院を置くとともに、独ミュンヘンにフォワードデザイン分院、米シリコンバレーに人工知能(AI)研究開発分院を立ち上げている。

海外工場では南アフリカ工場の完成・稼動に続き、2015年にロシア・カリーニングラード州の自動車メーカー・アフトトル社と組み立て現地化のための交渉を開始、2016年にノックダウン(KD)部品の試験組み立てを始め、中国一汽は、東欧地域での生産現地化への第一歩を踏み出した。

統計データによると、「一帯一路」構想に後押しされ、中国一汽は海外事業を、東南アジア、アフリカ、中東、ラテンアメリカなど5地域、48カ国に伸ばしており、海外で一次ディーラー49社、ニ次ディーラー227社を保有している。

中国の自動車大手3社の一汽、東風、長安は戦略協力協定を締結し、海外市場開拓では「一帯一路」構想に積極的に応え、海外での製品、販売網資源、協力パートナー、製造資源、国際物流などをめぐる踏み込んだ提携を模索している。

吉利、長城、奇瑞、江淮、北汽なども、海外進出のペースを速め、合併・買収・再編、工場開設、新製品導入などの形で、「一帯一路」沿線国・地域の市場を重点として開拓し、一部の国・地域では中国車の市場シェアがますます高まりつつある。

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