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中国産携帯電話の出荷量が急激に増加 4大ブランドが世界のトップグループの座を守り

2017年 7月 3日18:06 提供:新華網日本語

権威ある市場調査会社International Data Corporation(IDC)が先日発表した今年第1四半期のスマートフォンの中国市場における出荷量ランキングによると、国産のファーウェイ(華為技術)、オッポ(Oppo)とビーボ(Vivo)がそれぞれ20.0%、 18.2%、14.1%のシェアを占めて上位3位に入り、アップルがその後順位についた。また、同時期の世界のスマートフォン販売ランキング上位5位のうち、ファーウェイとオッポ、ビーボがサムスンとアップルのすぐ後に続き、世界の上位5位に躍り出たという。

しかし5年前まで、中国ブランドは上位5位の中には1つも入っていなかった。

5年間にわたり、中国の携帯電話はますます中国人に好かれていっただけでなく、更には世界のより広い舞台へと向かって進み、国際市場の承認を受けた。統計によると、中国ブランドの携帯電話が世界市場に占めるシェアは年々向上し、2014年は47%、2015年は53%、2016年には61%を占めるようになった。

  国産携帯電話の出荷量が急激に増加、4大ブランドが世界のトップグループの座を守り

中国情報通信研究院(CAICT)両化融合研究所の盧玥主任は「国産携帯電話が第一四半期に急成長を遂げたのは、中国国内市場シェアが増えたからだけでなく、インド、中東、アフリカ及びアジアや欧州に占めるシェアの拡大も切り離せません。」と述べ、これらの高成長市場において、中国ブランドの携帯電話はそのコストパフォーマンスの高さや高い信頼性により、若者の消費者に人気があると語っている。

  規格からチップ、ディスプレーまで、持続的なイノベーションで国産ブランドの急成長を支える

廬玥氏は次のように指摘する。「国産携帯電話が急成長したことは、第一に、中国がモバイル通信において国際規格の壁を突破したことと切り離せない。」2012年末、中国が提示した第三世代モバイル通信規格のTD—LTEが商用化された後、チップ設計、実装、システムインテグレーションから製造まで、機器、計測器などを含む全産業チェーンのイノベーションの活力がより一層引き出され、中国のスマート端末、オペーレションシステム、チップなどの産業チェーン全体のイノベーションと発展をけん引した。2013年から2015年にかけて、同プロジェクトに関連する直接の生産高は累計1兆2,900億元に上った。

廬玥氏は次のように説明した。「国産携帯電話が高速の成長を遂げた背景には、企業の長期的で持続的な研究開発投資から得た恩恵がある。」2015年に華為の研究開発投資は前年同期比で37.88%増加し、10年間で研究開発費は490億ドルに上り、研究開発が売上高に占める割合は約5年間にいずれも12%を超えた。

統計によると、2017年1月から5月に、国産スマートフォンの国産チップが占め割合は20%を超えた。説明によると、2016年にアップル社の世界のサプライヤー766社のうち、346社が中国大陸部の企業で、世界1位だった。

「規模が膨大で、成熟した高効果の携帯電話産業チェーンによって、市場参入の障壁が大幅に低減され、完備して優れたソリューション・サプライヤーが多数のインターネット企業の参入を吸引している。これを受けて、形成される組み合わせ式のイノベーション及びマーケティング・イノベーションは、国産携帯電話の急成長をより一層、促進してきた」と廬玥氏は語る。(人民日報 記者/王政)