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京都で上海と出会う 小林漫画が京都国際アニメ祭に出展

2020年 9月 19日12:48 提供:東方網 編集者:曹俊

 西日本最大級のマンガ·アニメイベントの、「日本京都国際漫画·アニメフェア2020」が19日、京都国際展覧館で開幕した。中国のネット上で大人気を集めている「小林漫画」も、中国マンガの代表として出展。館内に36平米のミニシティが設けられ、中国の水墨漫画で人間と都市間の心温まる物語を描いている。

 「小林漫画」ブースは、アニメフェアの入り口を入ったすぐの場所に設けられている。このミニ「上海」では、平面の漫画だけでなく、ユーモラスな漫画の映像作品も鑑賞できる。画面上の文字は中国語の書道だが日本語の注釈もつけられていて、「まるで中国語の試験を受けているみたい」と感じる人が多いそうだ。

 映像は上海の都市景観と人文精神に満ちている。「大人になってない」子供、「一年中に眠い」サラリーマン、「余生を共に過ごしたい」カップルなど様々だ。ブースでは他にも、最新の中国国際輸入博覧会の『上海、共に輝く』という上海のイメージビデオが放映されている。

 展覧会の関係者は、「小林漫画」にはユーモアな風格がある、と紹介する。作者の小林は毛筆で人間と都市、人間と人間間の日常生活を鋭くユーモラスに表現する。作品は自ら中国各地に出向き、カメラと毛筆で心を込めて創作したものだ。彼の漫画は武漢が封鎖されていた時期、医療関係者や隔離中の人々の心を優しく温めたという。今回の展覧会で上海をテーマを選んだのは、この国際的大都市が日々変化し続けながら市井の人々の物語に満ちており、これらの物語こそがこの都市特有の風貌や雰囲気を作り上げる基になっているからだという。

 「京都国際漫画·アニメフェア」は2012年に始まり、毎年、数多くのアニメ関係企業·芸術家の出展を誘致して、現在では人気作品と文化交流の国際舞台となっている。今年は新型コロナの影響から、国際芸術家の作品はオンラインとオフラインの両方で展示する形となっていて、世界のアニメ·漫画ファンと文化イノベーション企業の注目も浴びている。展示会は9月20日まで。展示終了後も作品の一部はオンラインで見ることができる。

(曹 俊)