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滝田洋二郎監督の初中国映画『聞煙』が8月30日に公開決定!

2019年 7月 26日13:50 提供:中国国際放送局

『聞煙(Silence Of Smoke)』の先行版ポスター

米アカデミー賞で最優秀外国語映画賞に輝いた『おくりびと』の滝田洋二郎監督が手掛けた初の中国映画『聞煙(ウェンイエン/Silence Of Smoke)』が8月30日に中国で一般公開されることが決まりました。日本公開は未定です。中国公開日の発表に合わせて、滝田監督の直筆による映画の中国語キャッチコピー「関于愛与伝承(愛と伝承の物語)」も初披露されました。

滝田監督の直筆による映画の中国語キャッチコピー

『聞煙』は中国の小さな田舎町を舞台に、代々受け継がれてきた秘伝のレシピの伝承をめぐり菓子職人の親子が絆を深める様子を描いたもので、『おくりびと』に似た味わいも感じさせる感動的な物語となっています。父親役は中国の中堅俳優、張国立(チャン・グオリー)が、息子役は韓流グループ「スーパージュニア」出身のアイドル、韓庚(ハン・ギョン)がそれぞれ演じており、ヒロイン役は実力派女優の許晴(シュー・チン)が担当しています。

映画スチール:親子役として主演を務める張国立(チャン・グオリー)と韓庚(ハン・ギョン)

『おくりびと』で中国でも広く知られている滝田洋二郎監督は『おくりびと』のほかに、『秘密』(1999)、『陰陽師』(2001)、『阿修羅城の瞳』(2005)といった代表作を持ち、人物間の繊細な感情表現に定評があります。

『聞煙』の撮影は中国の雲南省で2ヶ月間にわたって行われました。多数の中国人スタッフと撮影に臨んだ滝田監督は、言葉の壁を乗り越えて息のぴったり合った仕事ができたと振り返り、「アカデミー賞の受賞から大きな勇気とヒントを受けた。『おくりびと』は非常に日本らしい作品だが、そこから伝わる感情は世界共通のものだった。だから、『聞煙』も同じように、中国人にとっても日本人にとっても、心の琴線に触れるような作品に仕上げたい」と語りました。

滝田洋二郎監督 撮影現場にて(中国雲南省)

なお、滝田監督は今年5月に開かれた「アジア文明対話大会」の一環である「アジア・テレビ映画週間~映画巨匠対話~」というイベントのため北京を訪問し、アジア各国の映画人らと文化交流について語り合いました。その際、イベントを終えた滝田監督がCRI記者の独占インタビューに応え、この新作についても紹介しました。(ミン・イヒョウ 謙)

http://japanese.cri.cn/20190519/80064641-f7d0-10bc-dd12-568a3356bdd0.html