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知ってる?海外セレブたちの中国語ニックネーム

2019年 5月 18日17:40 提供:中国国際放送局

 テイラー·スウィフト、ベネディクト·カンバーバッチ、トム·ヒドルストン……、世を騒がせる芸能界のビッグネームたち。そんな海外セレブの「ちょい長」な名前に戸惑うこと、ありますよね?それが中国語になると尚更、「泰勒·斯威夫特」「本尼迪克特·康伯巴奇」「湯姆·希徳勒斯頓」……、一目見ただけで「面倒くさい!」と思う人も多いハズ。そのため中国では、彼らを呼びやすくする目的でファンたちが愛称を付け、それが定着するという、ユニークな現象が起きています。

 このシリーズでは、海外セレブたちの中国での愛称を解説付きで紹介!理由を聞けば納得間違いなしの様々な「ニックネーム」は、話のネタだけでなく、中国の「今」を理解する鍵にもなることでしょう!

第25回は、世界中で記録的ヒットとなった『アベンジャーズ』特集です。ちなみに、これまでに紹介した「寡姐」=スカーレット·ヨハンソン(ブラック·ウィドウ役)も、「美队」=クリス·エヴァンス(キャプテン·アメリカ役)も、この映画シリーズで演じた役名がそのまま中国での愛称として定着したパターンでした。

惊队(jīng duì)

本名:ブリー·ラーソン/布丽·拉尔森(米女優)

 「惊队」とは「惊奇队长(驚奇隊長)」の略で、「キャプテン·マーベル」ことキャロル·ダンバースの役柄のこと。女性版「キャプテン·アメリカ」とも言えるこの役を演じるのは、ブリー·ラーソン。2015年の作品「ルーム」でアカデミー主演女優賞を初ノミネートされ受賞した実力派で、今年は、キャプテン·マーベル役として登場したマーベル映画初の女性単独主演作『キャプテン·マーベル』と、「アベンジャーズ」シリーズ第4作かつ完結編となった『エンドゲーム』が相次いで公開され、最も注目を集めている女優の一人です。2015年にオスカー女優となった後も中国では本名で呼ばれ続けた彼女ですが、「アベンジャーズ」シリーズに出演するやいなや、役名由来のニックネームが定着。中国での「アベンジャーズ」人気がよく分かる例とも言えますね。


鹰眼(yīng yǎn)

本名:ジェレミー·レナー/杰瑞米·雷纳(米俳優)

 「鹰眼」とは、書いて字のごとくホークアイ役のことで、アイアンマンやキャプテン·アメリカ、ハルクらと並んで初代アベンジャーズの一員として知られています。演じるのは、米国出身の人気俳優、ジェレミー·レナー。彼はこの「アベンジャーズ」シリーズ以外にも、キャスリン·ビグロー監督作『ハート·ロッカー』(08)でアカデミー主演男優賞など数々の賞にノミネートされ、トム·クルーズ主演の名作シリーズ「ミッション:インポッシブル」の第4弾「ゴースト·プロトコル」(11)と第5弾の「ローグネイション」(15)でも主要キャストとして活躍しています。中国ではやはり「アベンジャーズ」の影響が大きく、近年は「鹰眼」の愛称で親しまれています。

黑豹(hēi bào)

本名:チャドウィック·ボーズマン/查德维克·博斯曼(米歌手)

 「アベンジャーズ」シリーズでブラックパンサー役を演じているチャドウィック·ボーズマン。中国人にとっては覚えにくい本名であることも手伝ってか、すぐに役名の「ブラックパンサー」=黑豹と呼ばれるようになりました。ブラックパンサーが初登場したのは2016年公開の『シビル·ウォー キャプテン·アメリカ』でしたが、その後、単独映画が制作され、「アベンジャーズ」には第3弾と第4弾のいずれにも登場。すっかり定番ヒーローの一人になりました。チャドウィック·ボーズマンは、ここ数年で最も頭角を現した黒人俳優の一人と言えるでしょう。(ミン·イヒョウ、謙)