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映画「夏目友人帳」中国公開の可能性/岩井俊二『Love Letter』が中国リメイク?!

2019年 1月 23日15:14 提供:中国国際放送局

『劇場版夏目友人帳うつせみに結ぶ』中国版ポスター

2018年9月に日本で公開された『劇場版夏目友人帳うつせみに結ぶ』の中国版ポスターがこのほど発表されたことで、同作に中国公開の可能性が出てきました。

この作品は緑川ゆきの人気コミックを原作とするテレビアニメ「夏目友人帳」の劇場版で、テレビ版第1~4期の監督を務めた大森貴弘を総監督に、原作者監修によるオリジナルエピソードを描いたものとなっています。日本では公開初週2日間で観客動員数、興行収入、満足度において国内ランキング第1位を獲得し、同年10月21日までに観客動員50万人を突破するという快挙を成し遂げました。中国での公開日は未定ですが、ファンたちの間ではすでに期待が高まっています。

「夏目友人帳」シリーズは昨年、テレビアニメ版の放送10周年を迎えていることから、中国版ポスターには「年度最治愈高分作品——十年夏目 温暖如初」(年間最高の癒し系作品~夏目の10周年初めから変わらぬ温もりで)というキャッチコピーが配されています。

岩井俊二監督『Love Letter』ポスター

一方、現在中国で最も活躍している日本人映画監督の一人と言える岩井俊二監督ですが、その代表作である『Love Letter』(1995)が中国でリメイクされる動きが出てきました。『Love Letter』は、岩井俊二監督の中国活動の第1弾作品として記憶に新しい『你好,之華(Last Letter)』(2018)の原点に当たる作品とも言われています。

今回の中国リメイク版の脚本は、『グリーン・デスティニー(原題:臥虎蔵龍)』(2000)や『ラスト、コーション(原題: 色・戒)』(2007)などで知られる王蕙玲(ワン・ホエリン)が担当し、監督は小説『一句頂一万句』などの著名作家・劉震雲(リウ・ジェンユン)の娘・劉雨霖(リウ・ユーリン)が務めることに決定。また、劇中音楽や撮影には日本人スタッフを起用し、2019年6月にクランクイン、2020年のバレンタインデーに合わせて公開される予定となっています。

(ミン・イヒョウ謙)