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2018年中国の十大流行語が発表、入選の理由は?

2018年 12月 5日9:16 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 上海文化出版社の月刊『咬文嚼字』が12月3日、「2018十大流行語」を発表した。『咬文嚼字』は1995年に創刊され、マスコミや芸能人や作家などが使った誤字を指摘することで有名な雑誌だ。2008年から当誌は毎年、「十大流行語(その年の流行語10選)」を発表し、社会から広く注目されている。

 今年発表された「十大流行語」は、“運命共同体”、“錦鯉”、“店小二”、“教科書式”、“官宣”、“確認過眼神”、“退群”、“仏系”、“巨嬰”、“杠精”である。

 

 ○流行語はホントに流行しているの?

 『咬文嚼字』編集部の黄安靖編集長は、去年から流行語の流行の程度は低下してきている、と語る。つまり、流行が一部の範囲内に収まってきている、いうことだ。黄編集長はその理由として以下の3点を挙げた。

 まず、国民的ソーシャルアプリが開放的な「ウェイボー(微博)」から私的な「ウィチャット(微信)」へと変わってきた点だ。ウェイボーではユーザーはほとんど匿名なので思う存分に発言できるが、知人や友人とのコミュニケーションをメインとするウィチャットでは、言葉遣いに注意しなければならない傾向がある。

 次に最近は中国の社会管理システムが完備してきて、突発事故の件数がだいぶ減少した点だ。突発事故への対応システムも構築され、そのため、突発事故に由来する流行語が少なくなった。

 最後にネット民の発言がより文化的で理性的になってきた点で、これにつれて粗野な言葉も少なくなった。