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ハムリンの365日:食欲の秋は焼肉の秋

2018年 10月 15日14:20 編集者:王笑陽

 登場キャラクター:

 ハムリン:中国名は“阿仓”。みんなから「ハムリン先生」って呼ばれている女の子です。頭脳明晰で可愛いのに加えて、ちょっとエッチな所が特徴。普段はとても優しく、面白おかしく、脳天気。美味しい物を食べることと、ロポポと一緒に寝るのが大好きです。

 少し肌寒い季節になってきた。「いよいよ秋になったね」と、ハムリンは、お腹を撫でながらつぶやいた。「食欲の秋は焼肉の秋!」

 食欲の秋には、やはりお肉をガッツリ食べるのが一番幸せ。端午の節句で粽を紹介したけど、実は、ハムリンの大好物は焼肉。通称「ハムスター界の焼肉達人」のハムリンは、

 昔から焼肉については、どのハムスターよりも詳しいのだ。

 そんなハムリンが今熱中しているのは、先日久しぶりに会った最高の肉友である“東京の焼肉の達人”が開発した、日本で話題の焼肉「10の焼きパターン」だ。

 ハムリンは焼肉の達人に「美味しいお肉の焼き方、全部伝授して下さい」とお願いした。

 すると達人は、「10のパターンを一気に学ぶのは大変なので、まずはハムリンにローリング巻き巻き焼きを伝授しよう」、と言った。

 「ローリング巻き巻き焼きって、なんともセクシーなネーミングですね」

 「そうじゃろう。まず、お皿にある肉を端からトングか箸でクルクル巻いていくんじゃ。ほら、ロールケーキみたいになったじゃろ。このロールケーキ状になった肉を鉄板にのせて、外側をこんがり焼いていくんじゃ。外はしっかり焦げ目をつけて焼き、内部はレア気味にするのがコツじゃ」

 ホントだ!同じお肉でも外と中ではまるで食感は違う。お肉のミルフィーユね。これはいい。私のアイディアとして、近所の子供に話して尊敬を勝ち取ろう。ふっふっふ。

豆知識:「ローリング巻き巻き焼き」で大判肉の新食感!を味わう

 薄切りの大判肉を一口で食べるのは非常に難しい。そして一口で食べるのが難しいということは、肉汁の喪失を意味する。この肉汁をこぼさずに食べる為に生まれたのが、ローリング巻き巻き焼きだ。俵状に肉を巻くことで、大判肉でも肉汁を逃さず、外側と内側の食感の違いを楽しめるのがメリットである。

 極意は、薄切りで大判の肉を端から中心部にむけて、俵のようにトングか箸で巻いていき、ロールケーキ状に仕立てて焼き上げる技だ。やり易くするためにお皿にある状態でやるのがポイント。この時の注意として、ほどけないようにきつめに巻き付ける。俵状になったところで、網の上で優しく転がしながら、全体にむらなく焼き上げる。焼き上がると中心部はレアのまま、外側は多少焦げた状態となり、肉汁を損なうことなく、全く違う食感を同時に味わうことができる。更に上級としては、大判の肉を広げた時に中心部に山葵を投入し、ローリングの技を駆使して一気に味わうという技もある。山葵に脂が程よく溶け出しますので、醤油をつけて召し上がるのが最適だ。