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台北「ニュイ·ブランシュ」開催 都市が芸術館に様変わり

2018年 10月 9日10:04 提供:新華網日本語

6日、会場をさらに盛り上げようと、観客をステージに取り込む「野生児フィジカルシアター」の出演者。(台北=新華社記者/金良快)

「白昼之夜(ニュイ・ブランシュ)」が6日午後6時から7日午前6時にかけて中国台湾の台北市で開かれた。43カ所以上のインスタレーションが設置され、70回以上のイベントが行われ、500人のアーティストが参加し、台北市を美術館、都市ステージ、街頭劇場に様変わりさせた。

「ニュイ・ブランシュ」は、オールナイトで開催される都市アートイベントで、2002年にフランスのパリで始まった。毎年10月の第1土曜日にオールナイトで行われる。台北市では2016年に初めて開催された。同イベントではさまざまなアート作品やパフォーマンスが披露され、人々は都市空間を行き交いながらアートに触れ、台北の夜の街が昼間のような賑わいを見せた。

「野生児フィジカルシアター」の出演者と台北市大同区光能里の市民によるパフォーマンス「光能里の野生児」の開始とともに、今年のイベントが幕を開けた。「野生児」たちはパントマイム(言葉を使わず、身ぶりや表情だけで表現する演劇)から演じ始め、さまざまなパフォーマンスを見せながら、人と社会の更なるコミュニケーションを模索した。

「ニュイ・ブランシュ」の開幕式に3年続けて参加した市民の陳さんは、「イベントには毎年違った要素が取り入れられ、新鮮で面白い」と語り、「『ニュイ・ブランシュ』で都市が芸術館に変わり、一般市民、特に中高年もマイナーなアートに触れることができ、台北もアートの雰囲気に満たされる」と喜んだ。

今年の台北「ニュイ・ブランシュ」は、文化や歴史的背景と様々な姿が混ざり合った風情を見せる中山北路をアート発揚の場所に選定。「逆さまの都市」のコンセプトをもとに、中山北路を反転させ、壁のない美術館、都市ステージと街頭劇場に見立てた。同イベント開催に伴い、台北メトロ(MRT、台北捷運)は初めて台北駅から圓山駅までの区間で終夜運転を行った。