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JOC広報担当者、第18回アジア大会と2022年東京五輪について語る

2018年 8月 19日8:35 提供:新華網日本語

第18回アジア競技大会が18日夜にインドネシアのジャカルタで開幕する。17日、日本オリンピック委員会(JOC)プレスアタッシェ(広報担当者)の竹内浩氏がアジア大会メインプレスセンターで新華社記者の単独インタビューに応じ、今大会における日本の目標、有力な競技、そして2020年の東京五輪に向けた準備について語った。

竹内氏は長年JOCのプレスアタッシェを担当し、今大会でも日本選手団の広報担当者となっている。日本は今回、過去最多となる762人の選手を派遣した。水泳、陸上の二大競技ではいずれも主力選手を派遣、水泳選手陣はパンパシフィック選手権で好成績を収めたばかりで、陸上チームは今大会を今年の最も大きな試合と位置付けている。これまで同様、この2競技で日本がメダルを量産しそうだ。

日本のスポーツ競技レベルはここ数年、急速に上がっており、特に優秀な若い選手を輩出している。竹内氏はその大きな要因について①各競技において積極的に先進国に学び、外国人コーチを招聘している②「JOCエリートアカデミー」を設立し、選手に全天候型の練習場所を提供している③日本のテレビ局やネットメディアが積極的に世界の大型競技大会の放映権を購入している―ことの3点を挙げた。また、中国の経験からも多くの事を学んでいることを認め、中国が2008年の北京五輪を前に外国人コーチを大々的に呼び込んだことや、中国の国家集訓(集中トレーニング)センターや集中トレーニングの制度からも日本が啓発を受けたとした。

今回のアジア大会が持つ2020年東京五輪に対する意味について、竹内氏は「前哨戦」であり「試金石」でもあると示した。JOCは今年5月、東京五輪の金メダル獲得数30枚、金メダルランキング3位という目標を定めた。竹内氏は、過去の五輪における日本の金メダル最多獲得数は16枚であり、倍増を実現するのは厳しい挑戦だと正直に語った。

竹内氏は、今大会が東京五輪前最後となる大型総合競技大会であり、選手たちが選手団内の他競技の選手や他国の代表選手と一緒に選手村に入り、共に生活や練習をすることは、互いに良い刺激を生むだろうとした。また、試合においては、先に行われる競技で選手が良い成績を挙げれば、後に競技を行う選手の刺激となり、チーム精神や団結力が増し、それは東京五輪まで持続するとの考えを示した。そして「これが、インドネシアのアジア大会が東京五輪にもたらす最大の財産になると考えている」と語った。(記者/楊汀、周欣、夏亮)

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