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知ってる?海外セレブたちの中国語ニックネーム⑱フィギュアスケート女子篇

2018年 8月 13日10:17 提供:中国国際放送局

テイラー・スウィフト、ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ヒドルストン・・・ちょっとした言動で世の中を騒がせる芸能界のビッグネームの数々。そんな海外セレブたちの「ちょっと長い」名前に戸惑うこと、ありませんか?それが中国語になるとなおさら、「泰勒・斯威夫特」、「本尼迪克特・康伯巴奇」、「湯姆・希徳勒斯頓」・・・漢字の表記に一目見ただけで「面倒くさい!」と思う人も多いことでしょう。彼らを呼びやすく、覚えやすくするため、中国ではいまファンが心を込めて名づけた中国語の愛称が定着し、ユニークな中国語現象にまで発展しています。海外セレブたちは中国でどんな愛称で呼ばれているのか?このシリーズで一挙大公開!理由を聞けば頷いてしまうこと間違いなしの様々な「ニックネーム」は、話のネタに使えるだけでなく、中国人の深層心理や世相など中国の「今」を理解する鍵にもなることでしょう!

今回はキム・ヨナや浅田真央を含む女子フィギュアスケート界のアイドルたちの愛称を特集したいと思います。

/(é)

本名:金妍児(キム・ヨナ)(韓国)

現役時代は韓国フィギュア界の女王ともてはやされていたキム・ヨナ、中国や日本でもファンは非常に多いです。鵞鳥を意味する鵝(é)というこの愛称は、漢字表記である「金妍児」の「児(er)」から。ということで、キム・ヨナのファン(粉糸)は「鵝粉」と呼ばれています。

猫(māo)

本名:浅田真央(日本)

2008年、2010年、2014年の世界選手権で優勝した浅田真央の中国での愛称は「MAO」の発音から「猫」として定着しました。そして当然、真央ファンは中国では「猫粉」となります。ちなみに、女子フィギュア界の一大イベントとして注目されていたキム・ヨナと浅田真央の対決は中国では「金猫大戦」と呼ばれていました。それは「鵝粉」と「猫粉」の間の対決でもあったわけですね。

美金(měijīn

本名:グレイシー・ゴールド/格雷斯・戈尔德(米国)

「美しすぎるスケーター」として人気を集めた米国のグレイシー・ゴールドはソチ五輪女子フィギュアの銅メダリスト。その美貌からまず「美」がつけられ、ファミリーネームの「ゴールド」を表す「金」であることから、2文字合わせて「美金」になりました。「美しきゴールド」としてつけられた「美金」ですが、中国語では「米ドル」という意味の単語でもあります。なかなか技アリな、覚えやすい愛称ですね。

技娃/雑技娃(zájìwá)

本名:アリーナ・ザギトワ/扎吉托娃(ロシア)

2018年平昌五輪女子シングルスの金メダリスト、アリーナ・ザギトワは、難易度の高い回転技で知られ、中国では「雑技のドール」とも呼ばれています。「娃」は「ドール(人形)」という意味ですが、ロシア人女性の名前を訳す際によく用いられる漢字でもあります。この愛称は「発音」も「意味」もロシア語に見事に合致した、彼女の演技同様「神がかった」言葉と言えるでしょう。(ミン・イヒョウ、謙)