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大阪城公園、観光客向けの大型文化施設を建設へ

2018年 7月 7日9:42 提供:新華網日本語

日本の有名な観光地で、大阪のランドマークの1つである大阪城公園内に、観光客向けの劇場型文化集客施設「クールジャパンパーク大阪」(COOLJAPANPARKOSAKA)が建設される。同施設の建設と運営を行う「クールジャパンパーク準備株式会社」が5日、大阪で発表会を開き、施設の詳細とこけら落とし公演の計画を明らかにした。

同社は、日本経済産業省と民間による官民ファンド「クールジャパン機構」(海外需要開拓支援機構)と、大手総合エンターテインメント会社の吉本興業など民間13社が共同で設立した。同施設は日本政府が経済と観光の開発を目的として進める「パークマネジメント事業」プロジェクトの1つでもあり、伝統芸能、コンサート、落語などを上演する3つのホールと周辺施設を建設する。開業予定は2019年2月で、国内外の観光客に大阪の魅力をより深く体験してもらうことを狙いとする。

吉村洋文大阪市長は同日の発表会で、訪日客はこの10年ほどで5倍以上になり、観光客誘致をめぐる国内外の都市との競争が激しさを増す中、大阪の個性を強める必要があると説明。娯楽産業は大阪が強みを持つ産業の1つであるとし、大阪城公園に観光客向けの大型ホールを建設することで、観光客の滞在時間が増え、大きな価値を生むと期待感を示した。

大阪城公園の指定管理者である大阪城パークマネジメント株式会社の木下健治代表取締役は、これまで訪日客に愛されてきた同公園を、今回の施設建設で、より一層文化の発信拠点として盛り上げていきたいと述べた。

日本の著名タレントの明石家さんまが3つのホールを命名し、大ホールを「笑って笑って」「わくわく」という意味を込め「WWホール」、中ホールを「TTホール」、小ホールを「SSホール」とした。明石家氏は命名にあたり3つのホールに「自由に、愉快に」使ってほしいとの思いを込めたという。3つのホールは合計で少なくとも2150人が収容できる。

来年2月に行われるこけら落とし公演は、著名演出家の高原哲郎氏が脚本と演出を手掛ける「KEREN」となることも発表された。高原氏は会見で「KEREN」(けれん)は江戸時代中期に流行した言葉で、奇想天外などの意味を持つと説明。国内外の観光客向けのパフォーマンスとして、「KEREN」はセリフもストーリーも持たず、日本の伝統と現代の先端技術を舞台美術上に融合し、純粋に「パフォーマンス」と「舞台」そのもので観客の心を動かし、日本的なおもしろさを伝えたいと述べた。

同パークの初年度の年間来場者数は、延べ50万人を目標にしているという。(記者/楊汀)

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