ようこそ、中国上海!
2018新春

Home >> 新着 >> 文化

活版印刷体験館 中国で静かなブーム

2018年 4月 17日15:10 提供:新華網日本語

活版印刷の復活が、中国で関心を集めている。人々は活版印刷に郷愁を感じると同時に古代人の才知に驚嘆する。

古代中国四大発明の1つである印刷術は、世界文明の歩みと人類文化の発展に大きな影響を与えてきた。活版印刷は北宋時代(960−1127年)に発明された印刷史上偉大な技術革命だが、現代印刷技術の発展につれ次第に過去のものとなった。

活版印刷体験館が今、中国の瀋陽、成都、武漢、青島などの都市に次々と誕生している。かつての印刷技法や紙すきが体験できる活版印刷体験館「時光印記」は、すでに中国国内に40店近くある。

成都市高攀路の白薬廠は、もとは清朝末期の洋務運動の頃に建てられた火薬製造工場で、現在は画廊や運動場、フラワーアレンジメント教室などが入居する、クリエーターたちの活動拠点となっている。活版印刷体験館も同敷地内にあり、旧式の印刷機械、整然と並ぶ活字、印刷用インクなどすべてがそろう。

内モンゴル財経大学人文学院の王金山副院長は、活版印刷術は淘汰されたものの、その意義が失われたわけではないと述べ、歴史ある技術を伝承し、より多くの人に活字印刷という偉大な発明を知ってもらうことが歴史の尊重につながると説明した。

当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。