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文化

回復傾向の中国映画産業に、資本市場が熱い視線

2018年2月27日 17:10
 提供:新華網日本語

2018年春節(旧正月)の連休期間(2月16日~2月22日)に、中国全国の映画興行収入は63億6600万元(1元=約17円)に達し、同期間としてこれまでの最高となり、昨年の同期間の37億7100万元より68・81%増えた。また、この期間に映画を見た人数は延べ1億6千万人となり、前年同期比で63・27%増えた。

春節期間の映画興行収入が再び過去最高を更新したのは、国内映画市場が再び勢いを取り戻していることを意味し、高い興行収益は再び資本市場の人気を博す期待が持てる。これは幅広い市場の見方だ。全国の映画興行収入は2016年には457億1200万元、伸び率3・73%と数年来の最低を記録したが、2017年に再び高成長に転じ、年間興行収入は13・45%増の559億1100万元に達した。2018年1月も、春節が1月中にあった前年に比べても1・1%増の49億4600万元で史上最高となっていた。

映画やテレビ会社の資金調達の再活発化は注目に値する。投資情報サービスサイト「投資中国」など第三者市場機関の概算統計によると、2018年1月の紅鯉魚影院、芸達影視、中影年年、余洲影視など映画・テレビ関係企業の資金調達件数は30件で、このうち、数社の調達額が1億元を上回っている。また1月には、主に映画産業への投資に向けられる文化産業基金が相次いで発足しており、このうち複数の基金の規模は10億元レベルとなっている。

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