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長編小説『ムスリムの葬式』出版30周年 正規版販売数は400万冊を突破

2017年 9月 26日10:08 提供:新華網日本語

新華網北京9月26日(記者/王薇)1987年9月1日、霍達氏の長編小説『ムスリムの葬式』が完成した。1988年、この小説は北京十月文芸出版社から正式に出版され、1991年には第3回茅盾文学賞を受賞した。30年が瞬く間に過ぎ去り、2017年9月時点で、この本の正規版販売数はすでに400万冊を突破している。これは、シリアスな文学作品の中で最も生命力に溢れた名作の一つである。

『ムスリムの葬式』は回民族の職人、梁亦清の玉細工工房「奇珍斎」の浮き沈みを主線としながら、激動する歴史的背景のもと、梁家三代の異なる運命の変遷を描き、主人公が理想と事業をたゆまず追い求める盛んな運命観を表現している。この本は発表されてすぐ多くの高い評価を受け、回民族の悠久の歴史と現実の生活を描くことに成功した中国初の長編小説と認められるようになった。30年に渡り幾つもの賞を受け、重版を続け、売れ行きが衰えることもない。

北京十月文芸出版社の韓敬群総編集長は、「『ムスリムの葬式』が茅盾文学賞受賞作品の中でも最も売り上げが多く、影響が大きく、生命力の最も強い代表作の一つになれたのは決して偶然ではなく、一般読者が善良で純粋な個人として、真実のもの、善いもの、美しいものを文学作品から読み取りたいと願っていることを表している。文学が私たちに詩趣と暖かさをもたらし、前に進み続けるよう私たちを励ましてくれることを望んでいる。」と述べた。

(新華社より)