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文化

二都市が映画で提携——上海と香港の映画協力交流フォーラムが上海で開催され

2017年6月23日 16:06
 提供:新華網日本語

新華網上海6月23日(記者/許暁青)「二都市が映画で提携、上海と香港の協力とウィンウィン。」香港祖国返還20周年を迎えるにあたり、第20回上海国際映画祭において21日、上海香港映画協力交流フォーラムが特別に開催された。二都市の映画関係者が一堂に会し、二都市間と映画産業の100年の歩みを振り返った。

19世紀末に映画技術が世界で普及し始め、香港と上海で音声のない「サイレント映画」が放映され始めた。1920~30年代に、映画産業は上海と香港の二都市間で繁栄し、発展した。内地の改革開放後、香港の映画人と映画会社の関係者が再び上海に集まり、上海と香港の合作映画の制作を試みた。21世紀に入ると、『内地と香港のより緊密な経済貿易関係に関する取り決め』(CEPA)の発効に伴い、より多くの香港の映画会社が内地に進出し、上海もまた香港企業が映画産業に投資するための「風向計」になった。

上影グループの任仲倫総裁は2003年に上影に入社した直後に仕事を担当したときに、ちょうどCEPAが発効したと回顧するした。上影は当時、香港映画の王家衛監督と長期的な協力関係を確立することを決断し、現在までに映画『天下無双』、『2046』、『一代宗師』などの5本の作品を共同で制作しているした。

「香港は内地の映画産業に大きく貢献し、産業の視点から見て、香港は上海の映画制作システムを補充、改善するために支援した。現在は『相互補完の関係』と言える。」と任仲倫総裁は語る。

近年、香港の映画会社は内地で事業を展開した後の「気候風土に慣れない」状況を克服するために努力している。唐季礼などの香港のプロデュサーによると、近年は映画投資、著作権の開発、映画の派生商品の開発及び公共映画施設への投資において、香港資本の影響を見ることができる。

上海映画家協会の石川副会長は、将来的に上海と香港の二都市の映画人は「90年代生まれ」と2000年代生まれの新世代の視聴者に向けた映画などのより多くの作品を制作することが期待されると語った。

(新華社より)