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2021年 4月 28日13:49 提供:東方網 編集者:曹俊
大手会計事務所KPMGは27日、5回目の年度就職動向調査報告書「2021年香港上級管理職給与見通し(2021年香港高管人员薪酬展望)」を発表した。報告によると、中国香港と内陸の回答者のうち、7割が粤港澳大湾区 (グレーターベイエリア)での就職機会が魅力的だと考えている。
調査では香港在住の549人を含む企業管理職702人から回答が得られた。
KPMG中国の施礼信パートナーは、粤港澳大湾区における開発計画の段階的実施が進むにつれて、粤港澳大湾区都市間に移動して就職機会を見つけたいという意欲が高まっていし、個人所得税の優遇政策なども人材の流動化を促進するだろうと述べている。
2021年に粤港澳大湾区で最も多くの雇用機会を創出する産業は何か、という質問に対しては、イノベーションとテクノロジー(63%)、金融サービス(37%)、専門·コンサルティングサービス(33%)の順となった。調査報告でも、不動産と金融サービス業の求人数が一番多い予測となっている。
香港とマカオ、珠海を結ぶ港珠澳大橋や、香港と深セン、広州を結ぶ高速鉄道などの開通により、現在、粤港澳大湾区都市間の移動は非常に便利になっている。
また、この調査で、粤港澳大湾区の中で香港人が最も働きたい都市のトップ3は、深セン、広州、マカオであることが分かった。その理由として、職種·業界見通しが明るい(62%)、交通の利便性が高い(60%)、仕事の視野が広くなる(57%)と答えていて、香港人がグレーターベイエリアでの就職を選ぶ傾向が示された形となった。
(編集:王笑陽)