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第3回輸入博に日本から中国絵画5点が出展 文化財返還の道開く

2020年 11月 6日10:34 提供:新華網日本語

3日、輸入博出展のため日本から運ばれた中国の絵画。(上海=新華社配信)

中国上海税関が明らかにしたところによると、第3回中国国際輸入博覧会(輸入博)出展のため日本から運ばれた文化財5点の展示が5日、正式に始まった。これにより輸入博は、海外流出した中国文化財に返還の道を開いた。

文化財が輸入博に出展されるのは今回が初めて。5点は全て中国の絵画で、作者は南宋時代の趙伯駒(ちょう・はくく)と明代の沈周(しん・しゅう)、仇英(きゅう・えい)。庭園の美人画や山水画の巻物などで、絹本(けんぽん)や紙本(しほん)もある。日本の収集家から委託を受けた香港特別行政区の貿易会社が展示と取引を担当している。

同税関によると、輸入博がその役割を果たし、海外に流出した中国の文化財の返還を促すため、中国財政部と税関総署、国家税務総局は10月に共同で通知を発表。輸入博の会期中、美術品や所蔵品、骨董品などを販売する各出展企業に対し、5点まで税制上の優遇措置を適用するとしている。(記者/呉宇、張暁華)

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