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中国の科学者、雲南省でランの新種を発見

2020年 9月 27日17:04 提供:新華網日本語

22日、雲南省の竜陵小黒山省級自然保護区で研究者が発見した「高黎貢サクララン」。(竜陵=新華社配信/侯雲鵬)

中国雲南省保山市の竜陵小黒山省級自然保護区で野生動植物のバックグラウンド資源調査を実施した研究者が、キョウチクトウ科サクララン属の新種を発見し「高黎貢サクララン(Hoyagaoligongensis)」と命名した。研究成果はこのほど、国際的植物分類学誌「Phytotaxa」に掲載された。

論文の筆頭著者で国家林業・草原局昆明勘察設計院シニアエンジニアの趙明旭(ちょう・めいきょく)氏によると、今回発見した高黎貢サクラランは、森林の質や湿度、気温など生息環境条件に対する要求が非常に厳しく、現在は原生林でしか見られない。新種のランは現時点では、高黎貢山の北側と南側にのみ分布しており、分布場所は10カ所未満となっている。

趙氏は、今回の発見で中国のサクララン属は48種と1変種に増えたと説明。研究チームが全体的に評価した結果、高黎貢サクラランは典型的な極小サイズの個体群の種であることが判明したと述べた。(記者/林碧鋒、張雯)