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筋ジストロフィーの若者、障害者ダイビングのライセンス取得

2020年 9月 3日11:34 提供:新華網日本語

筋ジストロフィーを患う中国広東省の方堅沢(ほう・けんたく)さん(22)がこのほど、障害者スキューバ協会(HSA)のライセンスを取得した。

生まれた時から筋疾患の中でも希少なエメリ・ドレフュス型筋ジストロフィー(EDMD)を患い、3歳から車いす生活となった方さんは、歩いたり走ったりすることをずっと願っていた。

昨年3月、フランス映画「最強のふたり(原題:Intouchables)」を見た方さんは、主人公のフィリップが頸髄損傷で体が不自由になりながらも、2人乗りパラグライダーで大空を舞うシーンに感動し、昨年夏に広東省陽江市で2人乗りスカイダイビングに挑戦。わずか数分間のダイビングだったが、生涯忘れられない経験となった。

空を舞った方さんは、今度は海に潜ることに挑んだ。初級であるオープンウォーターダイバーのライセンスを取る場合、通常は最短で4日ほどで取得できるが、方さんはこれに15カ月要した。フィジカルトレーニングに1年余り、ダイビング技術の習得に3カ月余りを費やし、最終的に水深12メートルまで潜れるようになり、今年8月19日、念願のHSAダイビングライセンスを手に入れた。

方さんは将来、バリアフリーのIT企業を立ち上げ、より多くの施設や製品を生み出したいと願っており、「都市の建設にはより多くの包容性が必要であり、障害者の人々が便利な生活の恩恵をもっと享受できるようにしたい」と述べた。(記者/王浩明、李雄鷹)

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