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「世界ゾウの日」公益活動開催、現状と保護訴え 雲南省

2020年 8月 15日14:04 提供:新華網日本語

中国雲南省シーサンパンナ・ダイ族自治州の野象谷風景区が12日、「世界ゾウの日」チャリティーイベントを開催し、アジアゾウが置かれている厳しい生存現状への理解と、保護活動への参加を呼び掛けた。

イベントでは、ボランティアがスイカやバナナ、ドラゴンフルーツなど青果の「長卓宴(少数民族の村などで行われる長テーブルを囲んだ宴席)」を用意し、同風景区で生活するアジアゾウ20頭が「特別なごちそう」を楽しんだ。また同イベントでは、アジアゾウに関する写真展や料理コンテスト、青空市場、野外キャンプ、保護成果展示なども開かれた。

「世界ゾウの日」は、ゾウの密猟と象牙取引の根絶、生息地保護、アフリカゾウとアジアゾウが置かれた厳しい生存環境への理解を呼び掛けることを目的に、2012年8月12日に制定された。同風景区は2016年から「世界ゾウの日」チャリティーイベントを開催し、多くの人にアジアゾウの生息実態と絶滅の危機に瀕している現状を理解してもらうよう促し、社会全体で保護活動や人とゾウの共存に積極的に貢献するよう働きかけている。

野生のアジアゾウは中国の国家1級保護動物に指定されており、国内では主に雲南省のシーサンパンナ・ダイ族自治州、普洱(ふじ)市などに、約300頭が分布している。(記者/姚兵、厳勇)

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