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2020年 7月 16日16:16 提供:東方網 編集者:王笑陽
梅雨明けはもう少し先となりそうだが、中国の旧暦によると、今日16日から一年で最も暑い時期である「三伏(さんぷく)」に入る。
夏至以後、三度目の庚(かのえ)の日からが「初伏(しょふく)」で、四度目の庚の日からが「中伏(ちゅうふく)」、そして、立秋以後の最初の庚の日からを「末伏(まっぷく)」といい、この三つを合わせて「三伏」と呼ぶ。初伏と末伏は10日間で、中伏の日数は毎年違う。そのため三伏の日数も毎年違い、30日間の年もあれば、40日間の年もある。
今年の三伏は、7月16日から7月25日が初伏、7月26日から8月14日が中伏、8月15日から8月24日が末伏で、合計40日間である。
三伏は中国の陰陽五行説にちなんだものだと考えられており、古代中国人にはこれに合わせて養生のために漢方の貼り薬を貼ったり、暑気払いの料理を食べたりする風習があった。汗をかいて体内の湿気を追い払おうと、三伏の時期に酒や羊肉のスープを飲む習慣は、現在も上海などの地域に残っている。
夏がどれほど暑くなるかは複数の気象条件で決まるため、三伏が40日間の年が30日間の年より必ず暑くなるというわけではない。しかし、だいたい一年で最も暑い時期にあたるので、しっかりとした暑さ対策が必要だ。