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四川省の花火工場爆発 原因はニトロセルロースによる自然発火

2020年 7月 10日17:04 提供:新華網日本語

中国四川省応急管理庁が派遣した専門家は9日午後、同省広漢市にある花火製造会社、金雁花砲の工場で起きた火災による爆発事故の原因について、原料のニトロセルロースによる自然発火だと暫定的に判断した。同社の化学品原料庫にあったニトロセルロースが気温の上昇などにより熱分解を起こし、発生した熱が蓄積されて自然発火につながり、隣接する倉庫内の炭に引火、さらに付近の建物内に保管していた導火線に燃え移り爆発を引き起こした。

同社南豊生産区にある工場で8日午後9時10分(日本時間同10時10分)ごろ、火災が発生し、同10時25分に爆発が起きた。現場の火は9日午前4時20分に全て消し止められた。この事故で村民と消防隊員合わせて6人が負傷。うち重傷の消防隊員2人はすでに手術を終えており、容態は安定している。村民4人は軽傷だった。また同市の397世帯1025人が緊急避難した。(記者/謝佼)

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