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2020年 6月 16日13:34 提供:新華網日本語
5日、青海省黄南チベット族自治州同仁県で、無線ブロードバンドとナローバンド·プライベート通信技術の実証試験を実施する青海省応急管理庁科学技術·情報化処の職員。(西寧=新華社配信)
中国青海省応急管理庁はこのほど、全国に先駆けて緊急指揮ナローバンド(狭帯域)無線通信網の構築、導入を進めていることを明らかにした。これにより、同省の緊急指揮機能と通信保障能力が大幅に強化される。
同庁科学技術·情報化処の薛小磊(せつ·しょうらい)副処長によると、青海省は自然災害が多い地域であり、洪水や冠水、地震や地質災害などが比較的多く発生する。大規模災害が発生すると、電気、通信回線、道路網の三大インフラが寸断される状況に陥りやすく、通信手段の確保が困難になっていた。
このため同省は4月15日から省全域の緊急指揮ナローバンド無線通信網の構築に着手。延べ100人以上を動員し、千キロ以上の距離にわたり、プライベートLTE(ロングタームエボリューション)基地局やメッシュネットワークとアドホックネットワーク、ナローバンドアドホックネットワーク、ポータブルデータターミナル(PDT)などの無線ブロードバンドとナローバンドのプライベート通信技術の実証試験を実施。極限状況下で緊急指揮部のリッチコミュニケーションサービス(RCS)プラットフォームを迅速に展開し、各種通信手段間のインターフェースとプロトコルの問題をクリアし、緊急通信ハブを形成する方法を積極的に模索している。(記者/趙玉和)