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2020年 5月 2日10:04 提供:新華網日本語
四川省甘孜チベット族自治州理塘県戈郷芒康村で、写真を撮る降央斯郎さん一家。(3月22日撮影、甘孜=新華社配信)
中国四川省甘孜(カンゼ)チベット族自治州理塘(りとう)県戈郷芒康村に住む白瑪達吉さん一家が、抜けるような青空のもと、修繕を終えた自宅の前で撮った写真がある。写真は、彼らの幸せそうな笑顔で溢れている。
写真家の陶軍(とう・ぐん)さんは、貧困対策に取り組む幹部であり、写真愛好家でもある。2年に及ぶ村の日進月歩の変化を目の当たりにしてから、貧困脱却を果たした村民たちの「幸せな一家の写真」を撮りたいという考えが脳裏に浮かんだという。
降央卓瑪さんは、若い頃に病気で医者にかかったことから負債を抱え、貧困者となった。しかし、各方面からの支援を得た降央卓瑪さん一家は、教育・医療支援などの資金援助を受けながら、自身の売店をオープンさせた。
貧困世帯の降央斯郎さん一家4人も、2018年には、「易地扶貧搬遷」(貧困農家を立地条件の良い場所へ移転させる貧困対策を指す)による住宅支援を受け、牧畜区域から新居へ引っ越した。
標高4200メートルの寒冷な気候の牧畜地にある芒康村は2019年末、貧困対策に取り組む幹部や村民全員の努力を経て、貧困からの脱却を果たした。現在の芒康村には、広い道路が敷かれ、家々の庭は整い、道端には清潔な公衆トイレが設置され、さらには飲料水も引かれている。
陶軍さんは、村は貧困から抜け出すことができたが、故郷をより良くするために努力していく、撮影も続けていくと述べた。(記者/康錦謙)
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