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北京市、「箭扣長城」東区間の修復を開始

2020年 4月 24日16:04 提供:新華網日本語

北京市にある箭扣長城の雪景色。(1月7日撮影、小型無人機から、北京=新華社記者/陳曄華)

中国の首都北京市は、万里の長城の一部である「箭扣(せんこう)長城」の東区間の修復作業を開始した。地元政府が明らかにした。

北京市懐柔区政府によると、修復作業は今月17日に始まり、年内に完了する見通し。修復の対象となる東区間の長さは1094メートルで、敵台8基が含まれる。

北京市北部の懐柔区にある箭扣長城は、万里の長城でも特に危険な部位の一つで、登山家からは「野長城」と呼ばれている。

北京市にある箭扣長城の雪景色。(1月7日撮影、小型無人機から、北京=新華社記者/陳曄華)

北京市は近年、箭扣長城の修復に注力しており、敵台と敵楼11基を含む2232メートル分の修復を完了した。明の時代(1368~1644年)に建設された全長7952メートルの箭扣長城はかつて放置され、損傷が進んでいた。

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている万里の長城は、多くの長城が互いにつながり構成されている。北京市は4929・29平方キロにわたり広がる「長城文化帯」の総合的な保護・開発に取り組む予定で、計画には遺産と環境の保全が含まれる。

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