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2020年 3月 23日22:04 提供:新華網日本語
天津市にある「老美華」のアトリエで、旗袍のそばに立つ梁玉華さん。(2019年12月18日撮影、天津=新華社記者/李然)
創業100年を超える天津「老美華」は、ハンドメイドの靴と服で有名だ。「老美華」の旗袍(チーパオ)は、クラシカルな女性用ワンピーススタイルで体にフィットするチャイナドレスで、そのユニークなスタイルは天津の無形文化遺産にも登録されている。ドレスは通常、縁起の良い動物や花柄の装飾が施され、素材は綿や絹などが使われる。中国南部の旗袍に比べ、「老美華」製は、よりフォーマルで実用的な傾向だ。
天津市にある「老美華」の店舗に並ぶ生地の数々。(2019年12月18日撮影、天津=新華社記者/朱唯希)
1951年生まれの梁玉華(りょう·ぎょくか)さんは、約50年間にわたり服を仕立ててきた。2006年頃から「老美華」で働き始め、現在は「老美華」の旗袍作成技法を伝える代表的な継承者となっている。梁さんは健康状態が悪いにもかかわらず、伝統技術を守り、その栄華を伝えていくため、伝統技術を磨き、洗練させ続けながらも、後継者の育成も怠らない。
天津市にある「老美華」の店舗で顧客を採寸する梁玉華さん(右)。(2019年12月17日撮影、天津=新華社記者/李然)