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キューバの大学生の間で中国語学習が流行

2020年 2月 24日16:34 提供:新華網日本語

キューバのハバナで開催された中国料理フェスティバルに参加し、書道のデモンストレーションを披露するアーティストの王忠友(おう・ちゅうゆう)氏。(1月17日撮影、ハバナ=新華社配信)

中華料理、中国の伝統医学、武術、それらすべてがキューバで新たな居場所を見つけた。ここ2週間、ハバナ大学の学生の間で中国語が存在感を示している。

ハバナ大学の外国語学部と観光学部は、2月4日から中国語学習プログラムを開講した。これから1年半、キューバの学生16人は毎週火曜日と木曜日に教室に集まり、一日3時間、標準的な中国語を学習する。

北京語言大学の卒業生で、キューバで3年生活しているクラス担任の許芸(きょ・げい)氏は「キューバの学生は、中国語を学べることにとてもわくわくしている」と語った。許氏によると、今回のプログラムの応募者はあまりにも多く、受講できた16人の学生は幸運だったとしている。

受講している女子学生のローラさんは「言語学の観点から言うと、中国語は基本構造がしっかりしているため、学習が簡単です」と話し、自身とクラスメートは発音に苦労したと明かしている。

ローラさんは、「外国語を学べば、その国、その文化、その国の人たちを好きになれます。だから言葉は架け橋になります」と述べ、中国語プログラムの受講者が両国の人たちの親善大使になれると信じていると明かした。

キューバと中国は昨年11月、教育分野で共同事業を行う包括協定に署名した。この2年間の協定にはキューバの学校で中国語の教育を行うことや、キューバの学生への奨学金提供、それぞれの教育機関による情報交換などが含まれている。

キューバの大学のほかに、ハバナの孔子学院でも中国語や中国文化の人気が高まっている。2009年に設立された孔子学院は、中国の孔子学院本部とハバナ大学の協力を得て、2010年1月に学術活動を開始した。同学院はここ数年、大人から子どもまで入学者が急増している。

中国語を学ぶ多くのキューバ人は、中国の人々とコミュニケーションを取ることを楽しみにしており、自分たちの言語能力を仕事に生かしたいと考えている。ローラさんは「ハバナ大学の中国語クラスには、通訳になりたいと思っている学生がたくさんいます」と話した。

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