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「最も安全な場所はここ」 新型肺炎広がる中国に留まる英国人

2020年 2月 19日13:04 提供:新華網日本語

「中国で最も美しい村」と称えられる江西省上饒(じょうじょう)市婺源(ぶげん)県に住む英国人青年、エドワードさんは、帰国のチャンスを放棄して同地にとどまり、家族を見守り続けている。

エドワードさん夫妻は2015年末、「枕経堂」という名の清代の古民家を引き取り、「天浄沙」と名を変えて自宅にした。

エドワードさんは「中国湖北省武漢市で新型コロナウイルスによる肺炎の発生が報告されてから、英国政府は自国民に帰国を呼びかけたが、私はここに留まることにした。中国政府が感染症を抑制できると信じている」と話す。

常に飾らず温かで微笑みを絶やさないエドワードさんは、妻に「今、最も安全な場所はここ」と語りかける。

現在、エドワードさん一家は自宅で平凡で落ち着いた田園生活を送っている。エドワードさんは、妻の廖敏欣(りょう・びんきん)さんの母親が作る餃子の味はすばらしいとしながらも、相変わらずパンを食べ、カクテルをたしなんでいる。夫妻が昨年のクリスマスに英国から持ち帰ったキズイセン(黄水仙)の種はすでに芽を出し、花を咲かせていた。

エドワードさんは新型肺炎の感染拡大が収まってから、同肺炎対策の第一線で働く「白衣の戦士」たちを自宅に招待し、50部屋分の宿泊費と食費を無料で提供することで、彼らに癒しの時間を過ごしてもらいたいと語った。(記者/程迪)

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