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国連報告書:2027年インドの人口は中国を超える

2019年 6月 19日17:14 提供:東方網 編集者:王笑陽

6月17日、ニューヨークの国連本部で『世界人口展望2019:ハイライト』が発表(撮影:李木子)

 国連の経済と社会事務部は17日、報告書『世界人口展望2019:ハイライト(World Population Prospects 2019: Highlights)』を発表した。報告書の中で、世界の人口は2030年に現在の77億人から85億人に増え、さらに2050年に97億人、2100年には110億人に達すると予測されている。新華網が伝えた。

 報告書によると、現在から2050年まで増加する人口の半分は主に、インド、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ民主共和国、エチオピア、タンザニア、インドネシア、エジプト、アメリカなどの9ヵ国に集中する。インドは2027年ごろに中国を抜いて、世界一の人口大国になると予想されている。

 報告書によると、世界人口の増加速度は緩み始めている。多くの国では人口規模が縮小しており、2050年までに人口減少になる国または地域は55に達し、このうち26の国または地域の人口は10%以上減る見込みだ。

 また、報告書によると、世界中で少子化と高齢化の問題が深刻化している。

 1990年に世界の合計特殊出生率(女性1人が生涯に出産する子どもの平均数)は3.2だったが、現在は2.5で、2050年には2.2にまで下がるだろうと推測されている。

 そのいっぽうで、65歳以上の人口の成長率が一番大きくなる。現在65歳以上の人口は世界人口の9%を占めているが、2050までに16%に伸びる見通しだ。特に、ヨーロッパと北アメリカの地域では25%に達する可能性もあるという。

(編集:W)