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パンダの顔が区別できるアプリを開発

2019年 5月 21日13:47 提供:東方網 編集者:王笑陽

 成都ジャイアントパンダ繁殖基地は、このほど、データベースに基づいたパンダの顔認識アプリを開発したことを発表した。ウェイボーの公式アカウントには、「まもなくパンダの顔認識アプリをリリースします。パンダの名前を呼び間違えて怒られる心配もなくなります」、と紹介されている。

成都ジャイアントパンダ繁殖基地がウェイボーの公式アカウントでニュースを発表

 この発表に対して、「パンダは可愛いだけで十分。名前なんて重要じゃない」といったコメントもあるが、実は、パンダの顔認証技術は、名前を呼び間違えないこと以上に非常に重要な意味を持っている。

 野生のパンダの個体識別は、群れの構成の研究や管理·保護などにとって必要不可欠な技術だ。また、パンダの繁殖や管理においても、個体識別は日々の飼育や家系図作り、ファイル管理などの仕事を行うための必須前提である。

まったく同じに見えるパンダの顔(写真はiPandaより)

 この個体識別の難題を解決するため、成都ジャイアントパンダ繁殖基地は2017年、シンガポール南洋理工大学、四川師範大学とともに、画像解析を用いたジャイアントパンダ個体識別技術に関する研究を開始した。そして12万点以上の画像と、数万点の動画を含むデータベースを構築。このデータベースおよび優れたアルゴリズムに基づいて、パンダの顔を検出·認識することが可能となったものだ。

(編集:W)