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人々の暮らしを潤し千年 福建省の水利施設「木蘭陂」

2019年 5月 18日10:09 提供:新華網日本語

15日、福建省莆田市の木蘭陂の全景。(小型無人機から、莆田=新華社記者/魏培全)

中国福建省莆田(ほでん)市城廂(じょうしょう)区にある木蘭陂(もくらんは)は、北宋の治平元年(1064年)に建設が始まった歴史的な水利施設であり、中国国内で現存する保存状態の最も良い堰堤施設の一つとされる。

木蘭陂では、堰堤を中心に導水路や大小の水門などの整備されたシステムが水利区域を構成しており、給水や貯水、灌(かん)水、排水、防潮など総合的な機能を備えている。木蘭渓(もくらんけい)の水を莆田平原(南北洋平原、興化平原)に引き込み、16万5千ムー(1万1千ヘクタール)の農地をかんがいするほか、工業用水や水運交通、水産養殖など総合的な社会効果と利益も兼ね備えている。木蘭陂は今でも良好な保存状態を保ち、水利施設としての機能を発揮している。