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上海最低賃金標準、「10年連続」で値上げ、2,420元から2,480元に調整へ

2019年 4月 1日13:08 提供:上海市観光局

 地元紙「労働報」は、上海市最低賃金標準が「10年連続で値上げ」となると報じた。3月25日、市人力資源和社会保障局(以下、市人社局とする)は、上海市は2019年4月1日から、最低賃金標準を上方修正すると発表した。月最低賃金標準は2,420元から2,480元に調整され、60元の値上げとなる。1時間当たりの最低賃金は21元から22元に調整される。

 約10年間、2009年の国際金融危機の影響を受けたほか、上海市は2010年からこれまで、毎年一貫して最低賃金の値上げを行っている。市人社局は、最低賃金標準の調整にあたって、主に都市の低収入家庭の基本生活費の支出、都市住民の消費価格指数、経済発展水準、企業人件費、労働者平均給与レベルなどの要素を考慮し、企業の受け入れ能力と労働者の基本収益の保障を統一して検討し、最低賃金標準の調整幅を合理的に確定していると述べた。

 月最低賃金標準は全日制就業の労働者に適用し、法定労働時間或いは法に従い締結した労働契約規定の労働時間内において正常な労働を提供する場合、雇用企業が支払う月給は月最低賃金標準を下回ってはならない。説明すべきことは、上海市の月最低賃金標準は労働者個人が法的に納付を義務付けられた社会保険費と住宅公庫金は含まれていないことである。雇用企業は別途これらを支払う必要がある。労働者の労働時間を延長した残業手当、夜間·深夜出勤手当、夏季高温手当、有毒有害などの特殊作業環境における職位手当、食事賄い手当、出勤·退勤の交通費手当、住宅補助も月最低賃金標準の構成部分とせず、雇用企業が別途支払わなければならない。

 1時間当たりの最低賃金標準は非全日制就業の労働者に適用し、同一雇用企業において毎日一般平均4時間未満とし、1週当たりの労働時間が合計24時間未満とする。1時間当たりの最低賃金標準は労働者1人と企業の法的に納付を義務付けられた社会保険費は含まれていない。

 このほか、同市のその他の民生保障待遇の標準調整方案は3月末に発表され、関連政策文書を正式に公布した上で、公式サイト「上海市人力資源社会保障網」と上海人社局の公式パブリックナンバーで同時に公布される。市民向け問い合わせ電話番号は12333。