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馬雲一族が4年ぶりトップ 中国長者番付

2018年 10月 12日11:34 提供:新華網日本語

中国長者番付の「胡潤百富榜(フーゲワーフの富豪ランキング)」2018年版が10日発表された。資産が20億元を超えた実業家は1893人と、昨年の2130人より11%減となった。2012年以降初めて減少し、三年前のレベルに戻ったが、五年前と比べ89%伸び、10年前の4倍強だった。中国証券網が伝えた。

馬雲氏(54)とその一族の資産は700億元増加し、4年ぶりに2700億元で中国首位返り咲きを果たした。昨年首位に立った許家印氏は資産が400億元目減りし、2500億元で二位に後退。馬化騰(47)氏は資産が100億元目減りし、2400億元で三位になった。

資産が増加した実業家881人のうち、219人は新しい顔ぶれ。21人は新たに上位100に名を連ね、うち5人は初顔。新しい顔ぶれのうち、中国のスマホ大手「小米(シャオミ)」、自動車用リチウム電池メーカー「寧徳時代(CATL)」など新規上場企業からが多くを占めた。

業界別では、テクノロジー・メディア・通信(TMT)業界が最も多い。中国のEコマース新勢力「拼多多」の舵手黄崢(こう・そう)氏は950億元の資産で初めてランク入りし、上位15に入った。寧徳時代の曾毓群(そう・いくぐん)氏は400億元で名を連ねた。寧徳時代の上場成功は7人のランク入りにつながった。「ブロックチェーンの王」と呼ばれる比特大陸の詹克団(せん・こくだん)氏と呉忌寒(ご・きかん)氏はそれぞれ295億元、165億元でランク入りを果たした。

上位10人の実業家は、アリババ、恒大、騰訊(テンセント)、碧桂園、美的、太平洋建設、正威といった世界企業上位500に選ばれた7社を創設した。

ランク入りした実業家のうち、製造業、不動産、金融投資、情報技術(IT)の4業界が6割。胡潤百富の董事長兼調査主任の胡潤(ルパート・フーゲワーフ)氏によると、過去一年、好調だった業界は、ブロックチェーン、医薬品、寧徳時代に代表される新エネルギー、商湯科技(センスタイム)に代表される人工知能(AI)、大疆(DJI)に代表されるロボット、美団(Meituan)に代表されるインターネットサービス業。比較して良くも悪くもないのは従来型の製造業、資源業だ。

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