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中日文化交流イベント「2018·長安回望」、西安で開催

2018年 9月 25日20:04 提供:新華網日本語

中国陝西省の古都、西安市内の明代城壁の甕城(おうじょう、城門を守るため外側に半円形に築かれた城壁)内で22日夜、日本のバイオリニスト、川井郁子氏と中国の琵琶演奏者、章紅艶(しょう・こうえん)氏、打楽器演奏者の王建華(おう・けんか)氏の3人が奏でる悠揚たる楽の音が響く中、中日文化交流イベント「2018・長安回望」がオープニングの幕を開けた。

同市は中日間の友好交流における重要な都市で、両国間の文化交流の歴史ははるか昔にさかのぼり、日本の京都市や奈良市などと友好都市を結んでいる。

在中国日本大使館の浜田隆公使は開幕式であいさつし、日中平和友好条約締結40周年に当たる今年、両国の交流における重要な地位を占める西安で文化交流イベントを開催することは、日中友好の原点への回帰を象徴するものであり、極めて深い意義を持つと語った。

中国共産党陝西省委員会常務委員で西安市委員会書記の王永康(おう・えいこう)氏はあいさつで、西安は古代シルクロードの起点で「一帯一路」の重要なハブ都市でもあると説明。日本の各界の友人と交流協力を一層強化し、発展の新たなチャンスを分かち合うことを心から願っていると述べた。

中日文化交流イベント「2018・長安回望」は日本の株式会社大富と能楽普及に努めるNPO法人白翔會、中国の西安市文化広電新聞出版局などの共催で26日まで行われる。

株式会社大富の張麗玲(ちょう・れいれい)社長は、文化芸術交流は中日両国の民衆の友好交流における重要な要素であり、相互理解を深めるための重要な感情のきずなだと指摘。同イベントは、音楽会や中日青年友好公益ライブ、日本の「人間国宝」の能楽師である坂井音重氏の西安公演などの催しを通じて、伝統文化の精髄を継承、発揚し、中日友好協力のさらなる推進の一助となることを目的にしていると語った。