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黒いボタ山が今では「グリーン」の象徴に

2018年 9月 9日17:04 提供:新華網日本語

ボタは石炭の掘進、採掘、洗炭の過程で排出される固体廃棄物で、石炭に伴って生じる廃石だ。大量のボタは山のように堆積され、どのように処理するかが石炭企業の解決しなければならない課題となっている。

中国山西省太原市に本社を置く山西焦煤集団は、2001年に設立された大型石炭企業。長期にわたる石炭採掘の過程で排出された大量のボタの堆積量は3億トン以上に達し、鉱区の近くには巨大なボタ山が形成され、鉱区の環境に大きな影響を及ぼし汚染の原因となっていた。

ボタ山による環境汚染問題を解決するため、同集団は近年、ボタ山に対して大規模な処理と生態系回復の取り組みを行い、層ごとに粉砕、扞止堤の建設、黄土による被覆、緑化などの措置のほか、浅層ジェットグラウト消火、環境にやさしい斜面保護法、環境にやさしい導水路などの技術を大量に用いてボタ山を処理・管理している。絶え間ない模索と実践により、同集団は現在、ボタ山の処理で実績を上げており、かつて汚染が深刻だったボタ山の様子は大きく変わり、敷地面積約7078ムー(約470ヘクタール)のボタ山は今では「緑のコート」に覆われ、鉱区の「グリーンの名刺」となっている。

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