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社会

中国高冷地最長の快速鉄道が試運転段階に 黒竜江省

2018年7月18日 8:42
 提供:新華網日本語

中国黒竜江省のハルビン西駅を16日午前6時36分に出発した55001号試運転列車が同9時5分、同省のジャムス駅に到着した。これは中国の高冷地で最長の快速鉄道(設計速度が時速160~200キロの鉄道)である哈佳(ハルビン-ジャムス)鉄道が試運転段階に入ったことを意味する。

黒竜江省のハルビン市とジャムス市を結ぶ哈佳鉄道は、国家中長期鉄道網計画の重点建設事業として2014年7月に着工。設計速度が時速200キロの快速鉄道で、旅客輸送と貨物輸送を行う。路線の全長は343キロで、2市3県を通過し、ハルビンや太平橋など19駅が設けられる。鉄道開通後、沿線の一部地域では鉄道空白地が解消され、ハルビン-ジャムス間の所要時間が約7時間から2時間以内に短縮される。

中国鉄路ハルビン局集団の関係者は、同鉄道が全線が高冷地にあり、冬の最低気温は氷点下40度近くまで下がると説明。建設期間中、建設部門は長い凍結期間や短い軌道溶接作業時間、複雑な地質条件、軟弱な岩層、大量の地下水などの難題を克服し、トンネル排水溝の保温防寒設備などの対策を講じて、高冷地での線路の安全性を確保した。

黒竜江省内の多くの観光地を通る哈佳鉄道は開通後、哈斉(ハルビン-チチハル)高速鉄道や建設中の哈牡(ハルビン-牡丹江)、牡佳(牡丹江-ジャムス)旅客鉄道と接続し、黒竜江省の「2時間経済圏」を構築する。また哈大(ハルビン-遼寧省大連)高速鉄道とも接続して全国の快速鉄道網とつながり、現代化新竜江(黒竜江省の別名として竜江とも呼ばれている)の建設促進に重要な意義を持つ。

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