中国香港特別行政区の林鄭月娥行政長官は１４日、香港の有名大学が粤港澳大湾区（広東・香港・マカオビッグベイエリア）に拠点を設立し、同エリアのグローバル教育基地の建設に協力することに期待を示した。

林鄭氏は礼賓府（行政長官公邸）で中国教育部の陳宝生部長と会見した際、香港は教育産業の発展で優位性を持っており、多くの大学が国際ランキングのトップ１００にランクインしていると語った。また、間もなく始まる粤港澳大湾区の発展計画は無限の可能性をもたらし、香港の有名大学が同エリアに拠点を設立できるのであれば、教師や学生の交流を促進し、同エリアのグローバル教育基地の建設という目標に協力することができるとの考えを示したうえで、教育部が特区政府と香港の大学の関連業務をサポートすることを期待すると述べた。

それに対し陳宝生部長は、教育部が香港の教育の発展を積極的に支援していくと語り、中国内陸部と香港の教育の交流や協力を深化させることにより「一帯一路」（シルクロード経済ベルトと２１世紀海上シルクロード）や粤港澳大湾区の建設、香港の長期的な繁栄と安定の基盤となる人材を育成していく考えを示した。

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