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社会

中国のインターネット身分認証、声紋認証技術を導入

2018年3月23日 9:40
 提供:新華網日本語

中国貴州省でこのほど、中国初の声紋識別技術を用いたインターネット身分認証クラウドサービスが実施された。広州市などで昨年運用が開始された「Wechat(微信)身分証」に続き、交流サイト(SNS)での登録やネットショッピング、オンラインバンキングなど日常生活で必要性がますます高まるインターネット身分認証サービスを更に多くの市民に提供する。

同サービスは貴州省貴安新区、清華大学情報技術研究院、北京得意音通技術有限責任公司が合同で構築したもので、インターネット身分認証における難題を解決し、高品質の身分認証クラウドサービスを多くのユーザーに提供することを目的としている。

身分認証の方法は現在、共通鍵暗号方式、生体認証方式、公開鍵暗号方式があるが、声紋認証は話し手の音声に含まれる個別の特徴に基づき話し手を識別する。声紋識別は他の生体特徴と比べ、なくしたり、忘れたり、記憶する必要も無く、使い方が便利などの特徴を持つ。

専門家は、声紋技術は現場から見て、様々な生体特徴の中で相対的に比較的安全であり、金融、交通、医療、教育、観光、司法などの公共サービス分野の認証に広く応用することが出来ると述べ、市民の生活に更に多くの便宜もたらすと同時に、個人情報の安全も保障出来るとの認識を示した。

貴安新区ビッグデータ弁公室の蒋合領主任補佐によると、貴安新区は2014年に国務院の承認を受け、主にビッグデータ産業を始めとする5つの戦略的新興産業の建設を目的に設立された国家級新区で、身分認証クラウドは同センターにおける次期重点実施項目とされている。

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