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<全人代>自閉症患者のリハビリや教育への支援求める

2018年 3月 16日15:18 提供:中国国際放送局

現在、中国で自閉症を患っている人の数は1000万人を超え、このうち14歳以下の子供が200万人を超えていることがわかりました。今年の両会議期間中、全国人民代表大会に出席している王欣会さんは、自閉症の子供へのリハビリや教育に力を入れるよう政府に提案しました。

王さんは、内蒙古自治区の赤峰市で、自閉症の子供に対してリハビリ治療を行う特殊学校「星の道」の校長を務めています。この学校は現在、117人が在学しています。初めて患者を受け入れたのは2003年で、それから10数年に渡りあわせて700人余りを受け入れ、このうち70人以上が一般の幼稚園で過ごせるようになったとのことです。王さんは今回の会議で、教育とリハビリの両面から、6歳から17歳の自閉症患者に対してレベル別に治療を行うようにとの提案をしています。

王さんは、「現在、患者のうち0歳から6歳までは補助金が支給されるが、最も支援が必要な6歳から17歳までは対象外となっているので、こうした患者たちもリハビリや教育費を補助の対象にして欲しい」と提案しています。(RYU、森)