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一般市民から見た両会 | 受付から支払いまで一枚のカードで コミュニティの思いやりが家庭に届く

2018年 3月 15日17:40 提供:新華網日本語

一人ひとりのお年寄りが、必要な介護、必要な拠り所、必要な楽しみ、必要な安らぎを得られる、こんな光景が今では現実となりつつある。春節前、私たちは北京市正義路社区(コミュニティ)ですでに定年退職した王連如と李涛両氏に出会った。彼らは身の回りで起こった変化について話し始めた。

(王連如と李涛両氏が互いに挨拶する)

北京正義路社区の普段通りの午後。

李涛:最近、体の調子はどうですか?

王連如:とっても良いですよ。病院によく通ってはいるけれど、特に大きな病気があるわけじゃなくて。

李涛:病院に毎回通うのも大変でしょう?

王連如:そんなことはないですよ。去年の医療改革の後から、病気を診てもらうのも薬をもらうのもますます便利になったので。

李涛:そうですか、ではちょっと話してもらえませんか。

  「診療範囲は広く、効率も良く、優遇も多く」

(王連如)

王連如:去年の両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)で、医療、医療保険、医薬品を連動的に改革して、医薬品の価格割増もなくすべきだとの声が上がりました。今では病気を診てもらうときに医療保険加入機関であればどこでも行けますし、私のような80歳以上の年寄りも費用の大部分が払い戻しされます。決済のときには払った費用がそのまま払い戻されて、一枚の医療保険カードがあれば大丈夫、たくさんお金を持っていかなくても問題ありません。

  「便利で市民のためになり、老後の楽しみができる」

(李涛)

李涛:それは本当に便利ですね。私は体が丈夫なので、病院にいつも通う必要はないのですが、去年はかかりつけ医師のサービス契約を結びました。普段は診療所で血圧を測って、65歳以上の高齢者は毎年一回無料で健康診断が受けられるのです。それに社区(コミュニティ)は私たちのために「シルバー食卓」というサービスを取り決めて、昼ごはんを注文してくれるので、いろいろ助かります。

(社区のスタッフがサービスを提供する社区のお年寄りの状況を説明する)

正義路社区のスタッフ梁威さん:社区はこれまでずっと「お年寄りのための特色ある」サービスを提供してきました。例えば合唱団や、太極拳チーム、ゲートボールチームを作ったり、定期的にイベントを開催したりしてきました。他にも活動ルームを一日中開放して、お年寄りの方々にとって社区が家のようになるように、お年寄りが社会参加でき、楽しみを得られるようにしてきました。

  「国は年々進歩し、生活には年々喜びがある」

(人民大会堂の外観)

2018年の全国両会が開幕した後、私たちは再び王連如と李涛両氏に連絡を取った。

王連如:今年の政府活動報告の中では家庭と、社区と互助方式による老人介護を発展させ、医療と介護の結びつけを推進することが取り上げられていました。これはとても良いことだと思います。わたしたちのように家庭の状況が比較的いいものにとって、子どもたちが傍にいて、家で介護を受けられるというのはとても快適です。この政策がさらに改善されて、早く実行されるといいですね。

李涛:毎年両会が開催されると、国が毎年進歩しているのを感じます。今年の両会では健康に関する中国の戦略の実施が取り上げられました。基本医療保険と大病保険の保障レベルを引き上げるだけでなく、全国民のための健康施設や設備を増やさなければなりません。診療を受けるのが難しいという問題も解決を必要としていますし、人々の健康問題も議題に上っていました。こうした措置がしっかりと実行されて、皆が健康に、国がさらに豊かで強くなるといいですね。

毎年に開催する両会はわれわれにいいニュースをくれます。

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